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【TikTok・SNS運用】「リンク先をLPにすれば売れる」は間違い? コンバージョンを生む「セールスレター」と「逆算思考」の動画戦略

【TikTok・SNS運用】「リンク先をLPにすれば売れる」は間違い? コンバージョンを生む「セールスレター」と「逆算思考」の動画戦略

ショート動画がバズった。再生数は数万、数十万回を超えている。通知欄は「いいね」で溢れかえっている。 それなのに、売上がまったく変わらない。問い合わせのメールボックスが空のまま。

もし今、あなたがそのような状況にあるとしたら、それは「動画の質」が悪いのではありません。動画を見終わったあとの「受け皿」、つまりリンク先の設計に大きな穴が空いている可能性が高いです。

多くの企業や発信者が、SNSのプロフィールリンクにとりあえず自社のホームページ(HP)を設定しています。あるいは、「LP(ランディングページ)を作ればいい」と聞き、綺麗なだけのページを用意して満足してしまっています。

はっきり申し上げます。それでは、今の時代のSNSユーザーを顧客に変えることは非常に難しいです。

世界トップレベルのマーケティング現場では、単に「LPを作る」だけでは不十分だと考えられています。必要なのは、ユーザーの心理を深くえぐる「セールスレター」としての要素を持ったLPであり、さらに言えば、そのLPから逆算して作られた動画コンテンツです。

今回は、TikTokやInstagramリール、YouTubeショートといった縦型動画媒体の運用代行を行うプロフェッショナルとして、再生数をしっかりと利益に変えるための本質的な戦略を、余すことなくお伝えします。

かなりの長文になりますが、これを読み終える頃には、あなたのSNS運用に対する景色がガラリと変わっているはずです。

TikTokやInstagramリールからの流入特性を理解する

まずは、敵を知り己を知ることから始めましょう。 Webマーケティングにおいて最も重要なのは「文脈(コンテキスト)」です。ユーザーがどのような状況で、どのような気分であなたのコンテンツに触れているのか。ここを理解せずに、どれだけ優れた商品を提示しても響きません。

Google検索から来るユーザーと、TikTokやInstagramのリールを見ているユーザーでは、脳の使い方がまるで違います。

ユーザーは「今すぐ」答えを知りたい

GoogleやYahoo!で検索窓にキーワードを打ち込むユーザーは、「能動的」です。「京都 ランチ おすすめ」「動画編集 外注 費用」など、明確な目的を持って情報を探しに来ています。彼らは多少サイトの構造が複雑でも、自分が欲しい情報を探そうと努力してくれます。

一方で、TikTokやInstagramのリールを見ているユーザーは、基本的には「受動的」です。暇つぶし、寝る前のリラックスタイム、通勤電車の中。彼らは情報を探しているのではなく、流れてくる情報を「浴びて」います。

ユーザーは「今すぐ」答えを知りたい

そんな彼らが、あなたの動画を見て「おっ、いいな」と思い、プロフィールリンクをクリックしたとします。このとき、彼らの心理状態は非常に短気です。 「動画で見たあの商品、気になる。で、どこにあるの? いくらなの? 誰が売ってるの?」 この答えを、リンクを開いた瞬間に求めています。

ここで、「答え」が見つかるまでに数秒でも迷わせてしまえば、彼らはすぐに「戻るボタン」を押し、別の面白い動画の世界へと帰ってしまいます。ショート動画のユーザーにとって、我慢強く情報を探す義理はないのです。

「検索」ではなく「直感」で動く層へのアプローチ

SNS、特にショート動画を中心としたプラットフォームにいるユーザーは、論理よりも「直感」で動く傾向が強いです。

  • 動画の雰囲気が好きだったから。
  • 出演者の話し方が信頼できそうだったから。
  • なんとなく悩みを解決してくれそうだったから。

このような「右脳的な動機」でリンクをクリックします。 ですので、リンク先のページもまた、その「直感」を裏切らないものである必要があります。動画で見せた世界観、テンション、そして動画内で提案した解決策が、リンク先でもシームレスに(継ぎ目なく)展開されていなければなりません。

動画では親しみやすいキャラクターが「この美容液、まじで肌荒れ治るよ!」とフランクに語っていたのに、リンク先がいきなり堅苦しい企業の「会社概要」のような雰囲気だったらどうでしょうか。「あれ? なんか違う」という違和感が生じます。この小さな違和感が、購入率(コンバージョン率)を劇的に下げてしまうのです。

わずか数秒の違和感が離脱につながる理由

Webの世界には「3秒ルール」という言葉がありますが、TikTok経由の場合はもっとシビアです。おそらく「1秒ルール」と言っても過言ではありません。

ユーザーは無意識のうちに、以下のことを瞬時に判断しています。

  1. ここはどこか?(自分が期待したページか)
  2. ここで何ができるか?(自分の悩みは解決するか)
  3. 信頼できるか?(怪しいサイトではないか)

動画から流入したユーザーは、動画の内容という「期待値」を持っています。その期待値と、リンク先で目にする情報の間に「ズレ」が生じた瞬間、脳は「面倒くさい」「騙されたかもしれない」「探すのが手間だ」と判断し、離脱を選びます。

SNS集客において、この「リンクを踏んだ直後の1秒」を制することこそが、最大の難所であり、同時に最大のチャンスでもあるのです。

やってはいけない「トップページへの誘導」

ショート動画運用の相談を受ける中で、最も多い間違いの一つが「プロフィールのリンク先に、自社の公式サイト(ホームページ)のトップページを設定している」というケースです。

「せっかく会社を知ってもらうのだから、一番情報がまとまっているトップページを見てもらいたい」 その気持ちは痛いほどわかります。しかし、Webマーケティングの観点から言えば、これは「ユーザーを迷子にさせる」行為に他なりません。

ホームページは「迷路」である可能性

一般的な企業のホームページ(HP)の構造を思い出してみてください。 一番上に大きなスライドショーがあり、その下に「新着情報」「事業内容」「代表挨拶」「ブログ」「採用情報」などが並んでいます。メニューバーを押せば、さらに細かい階層へと分かれていきます。

これは、会社全体の情報を網羅した「カタログ」や「名刺」のようなものです。様々な目的を持った人が訪れることを想定しているため、情報は広く浅く配置されています。

しかし、ショート動画を見てやってきたユーザーの目的はたった一つ。「動画で紹介されていたあの商品(またはサービス)について知りたい」です。

それなのに、情報のデパートのようなトップページに放り込まれたらどうなるでしょうか。 「えっと、動画で言ってた美容液はどこ? 商品一覧から探すの? それともオンラインショップのバナーを押すの?」 ユーザーは自分で道を探さなければなりません。先ほど申し上げた通り、受動的なSNSユーザーに、この「探す」という労力を強いるのは酷です。

結果として、ホームページのトップに飛ばされたユーザーの多くは、目的のページにたどり着く前に離脱してしまいます。これは、入り口でお客様を歓迎しておきながら、店の中で目隠しをして「さあ、商品はどこにあるでしょう?」とゲームをさせているようなものです。

ユーザーに「探させる」手間をかけてはいけない

私たちマーケターが常に意識しているのは、「思考の摩擦(フリクション)」をゼロにすることです。 ユーザーが「次に何をすればいいんだろう?」と考えた瞬間に、摩擦が生まれます。

ホームページのトップへのリンクは、まさに摩擦の塊です。

  • どのボタンを押せばいいのかわからない。
  • スクロールしても欲しい情報が出てこない。
  • 関係のない「今期の決算報告」のような情報が目に入る。

これらはすべて、購入や申し込みというゴールへの障害物です。 SNS集客を成功させたいのであれば、「ユーザーに探させる」という行為はご法度です。「ここを押せば、あなたの欲しいものがあります」と、目の前に差し出してあげる。この親切設計こそが、高い成約率を生み出します。

SNS集客のリンク先はホームページのトップか専用LPか?成果が変わる「着地点」の選び方

「ただのLP」では勝てない。成果を分けるのは「セールスレター」の要素

「ただのLP」では勝てない。成果を分けるのは「セールスレター」の要素

「なるほど、HPじゃなくてLP(ランディングページ)に飛ばせばいいんですね」 そう思われたかもしれません。確かに、特定の商品やサービスを1枚のページで紹介するLPは、HPよりもはるかにSNSとの相性が良いです。

しかし、ここで注意が必要です。世の中には「売れるLP」と「売れないLP」が存在します。そして、多くの人が「LPのデザイン」ばかりに気を取られ、「LPの中身」を軽視しています。

SNSからの集客において重要なのは、単なる商品紹介ページとしてのLPではなく、「セールスレター」としての機能を持ったLPです。

きれいなデザインよりも「刺さる言葉」

LP制作を依頼すると、多くの制作会社は「おしゃれで」「かっこいい」デザインを提案してくれます。もちろん、見た目の美しさは信頼感につながるため大切です。しかし、デザインだけで人は動きません。人が財布を開くのは、心が動いたときだけです。

そして、人の心を動かすのは「言葉(コピーライティング)」です。

「セールスレター」とは、文字通り「手紙」です。 画面の向こうにいるたった一人の悩み苦しんでいる人に向けて、「あなたの悩みは、これで解決できますよ」「私もかつてはそうでした」「今、行動しないと損をしてしまいますよ」と、語りかけるような構成が必要です。

ただ商品のスペック(成分、サイズ、価格)を羅列しただけのLPは、スペックを比較検討したい検索ユーザーには良いかもしれませんが、動画を見て感情が高ぶっているSNSユーザーには冷たく映ります。

彼らが必要としているのは、機能の説明ではなく、「この商品を使ったら、私の生活はどう変わるのか(ベネフィット)」という未来の提示です。

訪問者の不安を消し去る構成力

動画を見てLPに来たユーザーは、興味はあるものの、同時に強い「不安」や「疑い」も抱いています。

  • 「動画では良さそうに見えたけど、本当かな?」
  • 「私にも使いこなせるかな?」
  • 「お金を払って失敗したくないな」

セールスレター要素の強いLPは、これらの不安を先回りして一つずつ丁寧に消し去る構成になっています。

  1. 共感: 「こんなお悩みありませんか?」と寄り添う。
  2. 原因の指摘: なぜ今まで解決しなかったのかを論理的に説明する。
  3. 解決策の提示: そこでこの商品です、と提示する。
  4. 証拠: 実績、お客様の声、科学的根拠を示す。
  5. オファー: 価格、特典、保証(返金保証など)でお得感と安心感を出す。
  6. 追伸: 最後に背中を押すメッセージ。

このように、読む人の感情の起伏に合わせて、まるで優秀な営業マンが対面で説得しているかのような流れを作ること。これが「セールスレター的なLP」です。

単に画像を並べただけのLPと、心理学に基づいて言葉を尽くしたLPとでは、同じ動画から同じ人数を集客しても、最終的な購入数(CV数)に数倍、時には10倍以上の差が出ることが珍しくありません。

「読ませる」のではなく「行動させる」ための心理学的アプローチ

SNS運用のプロとして断言しますが、LPの目的は「読んでもらうこと」ではありません。「行動してもらうこと(購入、登録、予約)」です。

そのためには、人間の行動心理に基づいたトリガーを随所に仕込む必要があります。

  • 社会的証明: 「No.1獲得」「〇〇人も愛用」といった権威付け。
  • 希少性・限定性: 「残り〇個」「本日23:59まで」といった制限。
  • 損失回避性: 「このまま放置すると、こんなリスクがあります」という警告。

これらを、いやらしくない範囲で、かつ強力にメッセージの中に織り交ぜていく。 動画クリエイターとしての視点で見れば、動画はあくまで「興味付け(ティーザー)」であり、このLPという本編でしっかりと「クロージング」を行う。この役割分担が明確であって初めて、SNS集客は機能します。

もしあなたが、「LPなんて、商品の写真と値段があればいいだろう」と考えていたなら、それは大きな機会損失を生んでいます。SNSユーザーという、気まぐれで、しかし熱量の高い層を相手にするなら、LPは最強の「接客担当」でなければならないのです。

動画制作は「LP」が決まってから。プロが推奨する「逆算」の運用計画

多くの企業やクリエイターは、次のような順番でSNS運用を行っています。

  1. 「流行ってる音源で動画を作ろう」
  2. 「バズりそうな企画を考えよう」
  3. 「動画ができた! 投稿しよう」
  4. 「あ、リンク先はどうしよう? とりあえずトップページでいいか」

厳しいようですが、この順番で動いているうちは、まぐれ当たり以外で成果を出すことは難しいでしょう。 私たちWonder Foresightのような専門家は、まったく逆の手順を踏みます。

  1. 「商品を売るためのLP(ゴール)」を用意する
  2. 「そのLPに反応しそうな人は誰か」を定義する
  3. 「その人がLPを見たくなるような動画」を企画する
  4. 動画を制作・投稿する

つまり、出口(LP)を決めてから、入り口(動画)を作るのです。これが「逆算思考」の動画戦略です。

出口(LP)に合わせて入り口(動画)を設計する重要性

なぜ逆算が必要なのでしょうか。それは、動画とLPの「テンション」を合わせるためです。

例えば、リンク先のLPが「高級感のある、富裕層向けの会員制エステ」だったとします。 それなのに、動画で「誰でもできる! 激安美容法!」のような、大衆向けでチープな雰囲気のバズり動画を出してしまったらどうなるでしょうか。

動画は伸びるかもしれません。しかし、そこから流入してくるのは「安さを求める層」です。彼らがリンク先の高級なLPを見た瞬間、「あ、高そう。自分には関係ない」と即座に離脱します。

これでは、いくら再生数を稼いでも、質の高い見込み客(リード)は獲得できません。 「LPが高級路線なら、動画も落ち着いたトーンで、品質の良さを語る内容にしよう」 このようにゴールから逆算することで、再生数は多少落ちたとしても、成約率は格段に上がります。

ターゲットのズレを防ぐ「整合性」の確保

マーケティングにおいて最も恐ろしいのは「ミスマッチ」です。 LPの内容が決まっていれば、動画で「誰に呼びかけるべきか」が明確になります。

もしLPが「40代からのアンチエイジング化粧品」を売るものなら、動画の冒頭で「最近、肌のハリが気になりませんか?」と呼びかけることができます。 これなら、10代の学生は見ないかもしれませんが、本当に商品を欲しがっている40代の女性には深く刺さります。そして、その刺さった状態でLPへ遷移するので、スムーズに購入へと繋がります。

LPという「アンカー(錨)」がしっかりしていないと、動画の企画は流行に流されてブレてしまいがちです。動画一本一本が、しっかりとLPへの架け橋になっているか。常にこの整合性を意識する必要があります。

特定の商品・サービスに特化したLPが動画のネタを生む

逆算思考には、もう一つ大きなメリットがあります。それは「動画のネタ切れを防げる」という点です。

漠然と「会社の紹介」をしようとすると、すぐにネタは尽きます。しかし、「特定の商品LP」への誘導を目的とすれば、そのLPの中に書かれている要素すべてが動画のネタになります。

  • LPの「お客様の声」をピックアップして、動画で紹介する。
  • LPの「開発秘話」をドラマチックに動画にする。
  • LPの「Q&A」にある質問を、動画で回答する形式にする。

LPがしっかりと作り込まれていれば、そこにはすでに顧客を説得するための材料が揃っています。それをショート動画というフォーマットに翻訳してあげるだけで、売れる動画が量産できるのです。

成功事例に見る:一貫性のある導線設計

では、実際にどのような導線設計が成功しているのか、具体的なイメージを共有しましょう。 キーワードは「一貫性(コンシステンシー)」です。

動画で訴求した内容をファーストビューで回収する

ある成功した美容商材の事例です。 ショート動画の中では、「初回限定で500円のお試しセットがある」という点を強調しました。

そして、そのプロフィールのリンクをクリックした直後の画面(LPのファーストビュー)には、デカデカと**「初回限定500円お試しセット 申し込みはこちら」**という文字と画像が配置されていました。

これは当たり前のようでいて、できていない企業が非常に多いです。 動画で「500円!」と言っているのに、リンクを開いたら通常商品の紹介が出てきて、スクロールしないと500円のセットが見つからない。これではユーザーは「嘘をつかれた」と感じます。

「動画で約束したことを、リンク先のファーストビューで即座に果たす」 これが鉄則です。 もし動画で「無料プレゼント」を謳うなら、LPの一番上は「無料プレゼント」であるべきです。動画の内容に合わせて、LPのトップ画像を差し替えるくらいの運用ができればベストです。

縦型動画視聴後のスマホユーザーに最適化された体験

ショート動画を見ているユーザーは、ほぼ100%スマートフォンを使っています。 ですので、リンク先のLPも「スマホファースト」でなければなりません。

  • 文字が小さすぎて拡大しないと読めない。
  • ボタンが押しにくい。
  • PC用の横長サイトがそのまま表示されている。

これらは論外です。 さらに言えば、最近のトレンドとしては「LP自体をショート動画風にする」という手法もあります。 LPのファーストビューに自動再生の動画を埋め込んだり、チャット形式で読み進められるデザインにしたりと、SNSの操作感に近い体験を提供することで、Webサイトへの心理的な壁を取り除くことができます。

ユーザーは「アプリを見ている感覚」のまま遷移してくるので、その感覚を途切れさせないデザインやUI(ユーザーインターフェース)の工夫が、コンバージョン率を大きく左右します。

専用LPを用意できない場合の次善策

ここまで「専用のLPを作るべきだ」と力説してきましたが、予算やリソースの都合上、どうしてもすぐにLPを用意できない場合もあるでしょう。 その場合の次善策、いわゆる「応急処置」についてもお伝えします。

リンクまとめサービスの賢い使い方と注意点

「Linktree(リンクツリー)」などのリンクまとめサービスを使っているアカウントをよく見かけます。 複数のリンクを貼れるので便利ですが、これも使い方を間違えると「迷路」になります。

もし使うのであれば、「一番見てほしいリンク」を最上部に、目立つように配置してください。 そして、ボタンのテキストも工夫します。「ホームページ」と書くのではなく、「動画で紹介した〇〇はこちら」「初回限定キャンペーン」といった、ユーザーの欲求に直結する言葉を選びましょう。

選択肢は少なければ少ないほど良いです。できれば3つ以内。あまりに多くのリンクが並んでいると、ユーザーは選ぶのが面倒になり、何も押さずに帰ってしまいます。これを「決定回避の法則」と言います。

具体的な「予約ページ」や「商品詳細ページ」をリンク先にする

もしECサイト(ShopifyやBASEなど)を持っているなら、トップページではなく、特定の商品販売ページに直接リンクを貼ってください。 美容室や整体院などの店舗ビジネスであれば、ホームページではなく、ホットペッパービューティーなどの予約画面に直接飛ばすのも一つの手です。

「お店の雰囲気を知ってほしい」という気持ちは動画の中で完結させ、リンク先は「予約する」「購入する」というアクションだけに集中させる。このように割り切ることで、専用LPがなくてもコンバージョン率を改善することは可能です。

SNSのDM(ダイレクトメッセージ)機能を活用する

最近、特にInstagramで流行しているのが、リンクを貼らずに「DM(ダイレクトメッセージ)」を活用する手法です。

動画の中で、「詳細が知りたい人は、コメント欄に『詳細』と書いてください!」と呼びかけます。そして、コメントしてくれた人に対して、自動返信ツール(チャットボットなど)を使って、DMで直接LPのURLや詳細情報を送るのです。

この方法のメリットは強力です。

  1. 能動的なアクションを引き出せる: コメントするという手間をかけたユーザーは、熱量が高いです。
  2. アルゴリズム上の評価が上がる: コメントが増えることで、動画自体がバズりやすくなります。
  3. 直接の繋がりができる: DMでのやり取りは、一方的な発信よりも親近感が湧きます。

まだLPの準備が整っていない場合でも、DMで丁寧に対応することで、アナログに成約へ繋げることは十分に可能です。これは「人力LP」とも言える手法かもしれません。

「勝てるショート動画運用」の全体設計

株式会社ワンダーフォーサイトは、一般的な「動画制作会社」ではありません。また、単なる「SNS運用代行会社」でもありません。 私たちの本質は、「動画という強力な武器を使った、事業成長のパートナー」です。

再生数が100万回を超えても、商品が一つも売れなければ、それはビジネスとしては失敗です。逆に、再生数が数千回でも、そこから数十件の成約が生まれれば、それは大成功と言えます。

この違いを生むのは、動画単体のクオリティではなく、動画を配置する「全体設計」の緻密さです。

動画はあくまでマーケティングの一部

ショート動画は、今や最強の集客ツールです。しかし、それはあくまで「マーケティング全体の一部(入り口)」にすぎないということを忘れてはいけません。

全体像を整理すると、以下のようになります。

  1. 認知(動画): まずは知ってもらう。興味を持ってもらう。
  2. 誘導(プロフィール・リンク): 詳細を知りたいと思わせ、スムーズに移動させる。
  3. 教育・説得(LP・セールスレター): 欲しい気持ちを高め、不安を取り除く。
  4. 行動(コンバージョン): 購入、予約、申し込み。
  5. ファン化(リピート): 商品体験を通じてファンになり、次の動画も見てくれる。

多くの運用者は「1」に全力を注ぎすぎて、「2」以降がおろそかになっています。 私たちは、この1から5までの流れが一本の線で繋がっているかどうかを常に監視しています。動画の企画会議の段階で、「この動画を見た人は、どんな気持ちでリンクをクリックし、LPのどの文章で心を動かされて購入ボタンを押すのか」というストーリーを描き切るのです。

視聴者を「ファン」から「顧客」へ変えるための泥臭い改善

「動画がバズればファンが増える」というのは半分正解で、半分間違いです。 面白い動画を見てくれる「視聴者(オーディエンス)」と、あなたの商品にお金を払ってくれる「顧客(カスタマー)」の間には、大きな壁があります。

この壁を乗り越えてもらうために必要なのが、**「信頼の積み重ね」「適切なオファー」**です。

動画では、有益な情報を惜しみなく出し、親近感を醸成して「信頼」を稼ぎます。 そして、LPでは、「あなたのために、こんな商品を用意しました」という「オファー(提案)」を行います。

動画だけで売り込みすぎると嫌われます。逆に、いつまで経ってもオファーをしないと、ただの「いい人」で終わります。 「動画で与え(GIVE)、LPで受け取る(TAKE)」。このバランス感覚こそが、ファンを顧客へと変えるための重要な要素です。

データ分析に基づき、LPと動画を双方から磨き上げる

運用を開始した後は、勘やセンスに頼るのではなく、数字という「事実」に基づいて改善を繰り返します。ここがプロとアマチュアの決定的な差です。

見るべき指標は、再生数だけではありません。

  • プロフィールクリック率: 動画を見た人のうち、何%がプロフィールに来たか?
    • 低い場合: 動画内での誘導(CTA)が弱いか、動画の内容がターゲットとズレている可能性があります。
  • リンククリック率: プロフィールに来た人のうち、何%がリンクを押したか?
    • 低い場合: プロフィール文が魅力的でないか、リンクの配置が分かりにくい可能性があります。
  • LPのコンバージョン率(CVR): LPに来た人のうち、何%が購入したか?
    • 低い場合: ここで初めて「LPの内容」を疑います。動画との整合性は取れているか? オファーは魅力的か? 申し込みフォームは入力しやすいか?

もしCVRが低いなら、動画を改善するのではなく、LPのヘッドライン(一番上のキャッチコピー)を変えてみる。あるいは、オファーの内容(価格や特典)を見直してみる。 このように、ボトルネックがどこにあるのかを特定し、動画とLPの双方からチューニングを行い続けることで、成約率は確実に向上していきます。

2024年以降のSNS集客で生き残るために

最後に、これからのSNSマーケティングを取り巻く環境について、少し視座を上げてお話しさせてください。

AIの台頭により、誰でも簡単に「それっぽい動画」や「それっぽい文章」が作れる時代になりました。コンテンツの量は爆発的に増え、ユーザーの可処分時間の奪い合いは激化する一方です。

そんな中で生き残り、選ばれ続けるためには何が必要か。 それは、**「人間味」「一貫性」**です。

テクニックを超えた「熱量」が人を動かす

どれだけLPの構成が心理学的に正しくても、どれだけ動画の編集がうまくても、そこに発信者の「熱量」や「信念」が乗っていなければ、目の肥えたユーザーには見透かされます。

「なぜ、この商品を売りたいのか」 「誰の、どんな悩みを解決したいのか」

この想いが、動画の表情や声のトーンに表れ、LPの文章の端々に宿ります。 私たちが「セールスレター的なLP」を推奨するのは、単に売れるからという理由だけではありません。それが最も、作り手の想いをユーザーに届けられる形式だからです。

綺麗なだけのカタログよりも、泥臭くても情熱の籠もった手紙の方が、人の心を打ちます。動画で顔を見せ、肉声で語りかけ、リンク先のLPでも熱く語りかける。この「人間くさいコミュニケーション」こそが、AI時代における最強の差別化要因になると信じています。

あなたが明日からやるべきこと

長きにわたりお読みいただき、本当にありがとうございました。 今回の内容をまとめます。

  1. リンク先は「ホームページ」ではなく「LP」にする: ユーザーを迷子にさせない。
  2. LPは「セールスレター」として作る: スペックではなく、感情に訴えかけ、不安を払拭する構成にする。
  3. 動画は「LP」から逆算して作る: ゴール(出口)を決めてから、そこへ導くための動画(入り口)を企画する。
  4. データを見て改善し続ける: どこで離脱されているかを見極め、動画とLPをセットで磨き上げる。

もし今、あなたが「動画は頑張っているのに成果が出ない」と悩んでいるなら、一度立ち止まって、リンク先を見直してみてください。 そこには、お客様を迷わせる「迷路」が広がっていませんか? お客様の不安を放置したままの「不親切なページ」になっていませんか?

動画とLP。この2つの歯車がガチッとかみ合ったとき、あなたのビジネスは驚くほどのスピードで動き出します。

株式会社ワンダーフォーサイトでは、単なる動画制作にとどまらず、こうしたLPの設計から導線の最適化まで、一貫したマーケティング支援を行っています。「動画」と「Web」の両方の知見を持つ私たちだからこそ、ご提案できる解決策があります。

次は、あなたのビジネスの「歯車」を合わせるお手伝いができることを楽しみにしております。

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