SNS運用、特に動画運用においては、再生数が基準となることが一般的です。
ただ、再生数を伸ばそうとすると、徐々にやや懐疑的にならざるを得ない方法論に手を伸ばしがちになります。
同業者はその方向に向かいがちです。
しかし企業にとって重要となるのは、短期的な費用対効果の他に中長期的な効果、そして信頼性の構築ではないかと考えています。
SNS動画は短期的な接点確保やキャンペーン促進に向いています。
一方で短期的な拡散力と比較して中長期的なマーケティング効果や信頼性の構築には、
Webサイト内のページに横動画を設置するなど多方面の施策が有効的な場合もあります。
「SNS用のショート動画で短期的な接点をもたらし、ページや横動画で信頼性を構築する」
最も良いのは、このようなそれらの組み合わせです。
しかしながら、短期的なSNS動画運用においても
注目や拡散を狙い企業や店舗のイメージに悪影響を与える動画が横行しています。
「数字のゲーム」
これは中長期的な信頼に悪影響を及ぼします。
その要因は運用の評価の指標を再生回数に設定していることから起こります。
ただ、一方で無味乾燥なコンテンツで全く注目されないのも問題です。
この矛盾をどのように解決するか、
その部分に注力しています。
―
動画の強みは何か?
その部分を考えた時に、最も大きな要素の一つとなるのが、
企業や企業の中の人の「人柄がわかる」という点です。
動作制作においては、社長、採用担当、実際の営業担当と共に楽しめる「楽しい企画」を中心に企画しています。
「採用動画で先輩と後輩の作業時間競争」
炎天下の中でしたが、撮影現場は笑いに包まれていました。
「1分間でお客さまからの質問に事前準備無しで難問回答できるかを3人のスタッフがチャレンジ」
そうした楽しい雰囲気であれば、人柄が最もよく出ます。
「最終的な結果である集客であったり採用という所をしっかり目的に据えた動画制作・SNSマーケティング」
動画制作やSNSマーケティング、SNS集客の世界では、数値が重視される傾向にあります。
全体のマーケティングや採用の導線をあまり考えず
「とにかく数字(主に再生数)さえ取れれば良いだろう」
そのような姿勢で形だけ整えているような事業者も多いのが実情です。
一方で、コンテンツ のクオリティが集客や採用の結果に直結するわけではないという面もあります。
むしろ完ぺきではないコンテンツ(クリエイティブ)が一方的な情報発信や広告臭さを消して信用を得ることもあります。
SNSや動画制作は自社運用も可能です。ただやはり、動画を用いた集客やSNS運用の感覚をつかむことは大切です。
自社運用も可能ですが、本当にSNS集客の最低ラインを捉えられているかというところはまた別の問題として残っています。
さらにただ動画としてのクオリティが高いというだけでは集客に繋がらないというのも事実です。
企業のイメージを高める動画のクオリティも必要ですが、その中で大枠のトレンドにのっとった企画と編集があると集客効果は高まります。
そこに独自性を良いバランスで組み合 わせることができた企業が成功する傾向にあると思います。
「いいものができた」
「でもそれがあまり再生されなかったら?」
「たくさん再生された」
「でもその内容が企業のイメージを傷つけるようなものだったら?」
再生数よりもなにかしら「地域」、「人柄」、「技術」でオンリーワンの存 在になり、ファンを作る、ファンがその企業を選ぶ理由がわかる状態にするということが大事になってくると思います。
それができれば再生数は自然と追いついてきます。
(業態によってはそもそもどうやっても見られにくいSNSと相性が悪い業態はあります)
そのうえで集客や採用導線がしっかりできていて、
客観的に観ても「自分がなんとなく問い合わせしたくなるのもわかる」という状態になれば
企業への「お問い合わせ」につながると考えています。

